癌。手術当日,その後のICU。
とうとう手術の日が来ました。
昨晩はどたばた運動会でそれから帰って来て様々な準備を大急ぎでやりました。
首の点滴のライン設置(局所麻酔で設置しますが結構痛いです)下剤,浣腸,ICUに持っていく荷物の準備・・・。
眠剤をもらって寝たのは24時を過ぎていました。
手術前日に外出許可をもらって子供の運動会に行った話はこちら(リンク)↓↓↓
翌朝,旦那と私の母が来ました。
手術予定時間11時間と聞いていたので家族の控室で旦那と私の母が11時間も一緒にいて大丈夫かな?
と,こんな時まで人の心配をしていたら旦那が近寄ってきて,
「お母さんと11時間もどうしよう」とこっそり言ってきました(ああ,やっぱり・・・。)
あなたがもし長時間の手術を受けるときには家族は旦那さんだけでいいと思います。
一般的にはその日の手術予定の人(数人)の家族が同じ部屋で待機すると思うのであまり大勢で押しかけない方がいいでしょう。
それから私はストレッチャーに横になり,旦那と母に「じゃあね」と言って病室を出ました。
手術室に入ると先生や看護師さんが挨拶をしてくれて,その後点滴を何本か入れられます。
次に硬膜外麻酔を入れます。
硬膜外麻酔とは手術中や術後の痛みを押さえる痛み止めを常に注入できるようにするために行います。
方法としては背骨の脊髄の硬膜の外にカテーテルを注入してその場所にそのカテーテルを留意しておきます。
その処置のために横向きになって背骨をまげてエビのような格好になります。
そして腰のあたりに局所麻酔を打って硬膜外麻酔のためのカテーテルを挿入していきます。
この局所麻酔が少し痛いしカテーテル挿入も何か嫌な感じがしてこれが手術の第一関門となります。
硬膜外麻酔のセットが終わると仰向けになりマスクをします。
ここからは手術用の本麻酔が始まるので患者本人の意識はなくなります。
そして自分を呼ぶ声で目を覚ますのです。
その2に続く