抗癌剤。CVポート埋め込み手術。
前回は分子標的薬アバスチンが使えるようになったことを書きました。
アバスチン+フォルフォックスに関してはこちら(リンク)↓↓↓
フォルフォックスとはフルオロウラシル・フォリン酸・オキサリプラチン3つの薬を組み合わせた抗がん剤です。
フォルフォックスは従来からあったのですがこれにアバスチンを組み合わせたところが新しいのです。
フォルフォックスは点滴に3日かかるので入院して行われていました。
しかし,CVポートという装置がこの時期に出始めて私はこれを手術で埋め込みました。
CVポートは鎖骨の下にカテーテルを埋め込みます。
カテーテルの先は心臓近くの太い血管に繋がっています。
そしてCVポートの先(鎖骨の下)に針を刺して抗がん剤を投与するのです。
鎖骨の下が盛り上がっているので襟の開いた服は着られなくなりました。
結局私が「さあ抗癌剤をやろう」という時に,アバスチンの認可が下りて,CVポートが世に出始めたのです。
運がよかったです。
CVポートのメリットは「入院しなくてもいい」という点です。
子育てしながら闘病する母としてはありがたすぎて涙が出るくらいの出来事です。
金曜日にアバスチン+フォルフォックスの点滴を1日かけて病院で行い,フルオロウラシルという薬剤だけを風船のような容器に入れて点滴の針が付いたまま家に帰るのです。
そして日曜日の15時ごろ終了するので自分で抜くのです。
裁縫上手のUさんがCVポート袋(ポーチのようなもの)を作ってくれました。
この袋は大活躍しました。
Uさんに関してはこちら(リンク)↓↓↓
その2に続きます。