抗癌剤治療とと引き寄せの法則の実践(その1)
前回は「引き寄せの法則」を抗がん剤治療中に実践するための準備に関して書きました。
「引き寄せの法則」の準備に関してはこちら(リンク)↓↓
1)実現可能で想像しやすい夢(私の場合は「パン屋さんを開業する」)を決める。
2)夢をイメージしやすくするための小道具の準備(私の場合はガレージや備品の計測と図面)
3)雑誌(この時持っていた雑誌は「ブランジェリタケウチのどこにもないパンの考え方」しかなかったのですが,その後数冊増やしました。)
以上の3つをベットの横においておいて,抗がん剤のために病院に行きました。
1週間延期したので白血球も上がっており,抗がん剤を受けることになりました。
フォルフィリ+アバスチンの3回目です。
1日かけて点滴をして,17時ごろ終了しました。
いつものようにKさんに車で家に送ってもらってフラフラになりながら自分のベットに横たわりました。
そこに図面と雑誌が置いてあったので,「ああ,そうだ今日は例の件を実行するのだ」と思い出しました。
とりあえず雑誌を眺めて,自分がパン屋さんになっている様子をイメージしてみました。
そのうちにパンのレパートリーが少ないことに気づき,目新しいパンはないか雑誌の写真をじっくり確認しました。
しかし,こんなことをしていても猛烈な吐き気は襲ってきます。
「ああダメ,吐きそう。」
ということで雑誌を放り投げて,トイレに駆け込みました。
吐いた後もちっともすっきりせず,がくがくと悪寒までしてきてとてもつらい状態になってきました。
下では,子供たちが歯磨きをしている音が聞えてきます。
そろそろ上に上がってきて寝るでしょう。
私は猛烈に具合が悪いですが,さっき吐いたので吐き気は少し治まっていました。
ここでいつもなら「なんで私だけこんな思いをしなければならないのか?もう死んだ方がまし!」と考えるのですが今回は少し違いました。
この「なんで私だけ~」の思考に入る隙を与えることなく今度は図面を眺めたのです。