5回目の抗がん剤から逃げてっしまった(その2)
またこの思考回路にはまってしまいました。
しかしこの思考回路につかりながらも,どこかで「クロワッサンルマ,ええアイデアやわ」
と一瞬だけ考えていたのです。
何だかんだと言って「引き寄せの法則」はうまく機能していました。
この体が拒否した状態で「もうやめる!!」という気持ちを爆発させずに,「クロワッサンルマ」を考えながら折り合いをつける方法を模索したのです。
結局私がとった行動は,主治医に
「先生,ものすごく心が折れそうなので1週休ませてください」
と頼んだのでした。
主治医のI先生は
「え?白血球的にはできるのに。こんなに抗がん剤が効いてるんだよ。やめたり遅らせたりすれば,また癌細胞が活発化するかもしれないし。やった方がいいと思うよ」
とおっしゃったので心は揺れましたが,
「今,どうしても受けたくないのです。」
と言いました。
先生はしぶしぶ1週間延期にOKを出してくれました。
この自分の身を削って勝ち取っ1週間で深く深く考えました。
自分の抗癌剤治療に対する辛さや気持ちを旦那にも打ち明けました。
打ち明けなくてもわかってはいるのですが,「もう楽になりたい」という私に対して旦那はどういう気持ちなのか旦那自身改めて考えてくれました。
そりゃあ私は生きている方がいいでしょうが,ものすごい辛いのに生きていることに対して彼の気持ちや考えをじっくり考えてはいなかったと思います。
なぜなら,私の闘病,子供たちの世話,家事,全てこなしていたのですから。
この後,よく話し合って最後の決断をすることになるのでした。