東大病院の診察結果をもってM病院へ(その1)
昨日はものすごい1日でした。
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ある意味私の人生の舞台設定が変わった感じでした。
癌が発覚した2007年5月に私の人生の舞台設定が「悲劇の母」の変わりました。
昨日は「悲劇の母」から「希望」に変わった気がします。
今日受ける予定だったフォルフィリ+アバスチン7回目は東大病院の国土先生に中止するように言われたので,自分で車を運転してM病院(今かかっている病院)に行きました。
採血を受けて診察を待っている間,私は落ち着かない気持ちでそわそわしていました。
その理由は,東大での結果をI先生に伝えたらI先生はどんな気持ちになるだろうか?と思うと気が重くなったのです。
I先生は手術できないとおっしゃったのに,東大では手術できるといわれたのです。
「自分の力不足」と感じてしまうのではないかと思うと本当に気が重くなりました。
こんなことを考える私自身なにか傲慢な感じがして益々気が重くなりました。
私が初めてM病院に夜間外来に行ったとき,続々と先生方が現れて大騒ぎになって不安いっぱいになりました。
そのまま入院することになって,I先生が現れたのです。
「僕があなたの主治医のIです。僕も小さい子供が4人います。」
「あなたの気持ちとてもよくわかります。できるだけお子さんたちと一緒にいられるようにします。」
I先生はもしかして誰にでも優しかったのかもしれません。
でも,同じくらいの年齢の子供たちを持つ私と私の家族を,ご自分の家族に重ねて考えてくれたのだと思います。
私はそう思っています。今でも。
そんな恩人であるI先生に今回の東大での結果はプライドを傷つけてしまうものではないかと思うと心配になるのです。