子育てと闘病を両立する方法。

大腸がんステージⅣの闘病と子育てを両立させ最終的に完治した闘病記を記します。

癌だけど最高な気分の大みそか(その2)

年内の検査が終わって,とりあえず普通にお正月を過ごしていいという,信じられない喜びに包まれていました。

でも昨日検査で一日中東大病院にいたので,今日というか今年は大掃除は無しにしました。

そしてこの日12/31日はおせち料理作りを楽しんだのです。

心を込めておせち料理を作りました。

昨年は抗癌剤三昧でした。(と言ってもフォルフォックスだったのでフォルフィリに比べれば楽でしたが・・・。)

フォルフォックスで手がものすごくしびれるので,おせち料理は,数の子,ごまめ,黒豆の3品だけでした。

しかし,今年は癌ですが喜びに満ちたお正月です。

手のしびれはほとんどなくなりましたし,フォルフィリの吐き気ももう3週間以上たっているのでほとんどありません。

おせち料理,何を作ろうか考えました。

しかし,いつもと同じ物を作ることにしました。

これが私が作る最後のおせち料理かもしれません。

結婚したての頃,岐阜の旦那の実家で教えてもらったおせち料理をいつも通り作ることにしたのです。

数の子,田作り,黒豆,煮しめ,かまぼこ,だて巻き,昆布巻き,手綱こんにゃくの煮しめ,以上です。

この料理を心を込めて作りました。

早朝から作り始めて,お昼には出来上がりました。

お重にきれいに詰めて,あまった煮しめや田作りでお昼にしました。

夜はそばをゆでて,てんぷらを作って食べました。

家族でワイワイ楽しい時間でした。

「笑ってはいけない」を見るために夕飯を食べ終わったらすぐに子供たちはお風呂に入り,テレビを見ました。

腹を抱えて笑ったり,間延びしてあくびをしたりしながら今年(2008年)が終わりました。

この日の大みそかは,私の人生で最高の大みそかでした。

癌ですが最高の大みそかでした。