子育てと闘病を両立する方法。

大腸がんステージⅣの闘病と子育てを両立させ最終的に完治した闘病記を記します。

なぜ癌になったのか?

数回にわたって東大病院の4人部屋の女性について書きました。

1人目の娘さんに関してはこちら(リンク)↓↓

 

calendura2009.hatenablog.com

 

2人目の娘さんに関してはこちら(リンク)↓↓

 

calendura2009.hatenablog.com

 

3人目の音楽家に関してはこちら(リンク)↓↓

 

calendura2009.hatenablog.com

 

私はこの部屋の女性と同じ時を過ごして,大きな変容を遂げたような気がします。

あの時私は42歳で小さな子供が3人いました。

大腸癌肝転移ステージⅣで生存率は11%でした。

あの時の私は「混乱と悔恨」でした。

・なぜ癌になってしまったのか?

・子供たちはどうなるのか?

突き詰めればこの2点です。

この気持ちのまま,手術,抗癌剤が始まりました。

手術してもすぐに再発しました。

抗癌剤はこれまで経験したことのない辛さでした。

この辛い闘病の中,私は意図的に方向転換して東大病院にたどり着きました。

この方向に向かった原動力は

1,自分自身

2,旦那

3,運

この3つをうまく使ったからだと思います。

そして,何とか今回の手術で「死」を少し遠ざけることができました。

「死」を遠ざけて一息ついたとき。

これまで自分と家族の事でがむしゃらだった私の意識の中に他人が入ってきました。

それがこの東大病院での3人の女性でした。

この3人を観察して,気持ちを共鳴させて,ある結論に達しました。

それは。

「癌になったのはあなたのせいではない。」

という結論です。

こう言うと多くの人に猛反発を受けるでしょう。

一般的には,癌は生活習慣,食事,ストレスが原因とか言われていますから。

しかし,私に言わせれば,

「は? 何それ。」

です。

子育て中に癌になってしまったあなたへ。

癌になったのはあなたのせいではないのですよ。

私が見た女性たちは私を入れて4人です。

分母が4で偉そうなことを言うな!とまた猛反発を受けるでしょう。

でも私はたった4人の症例から恐れ多くも断言します!

癌になったのはあなたのせいではありません。

ではなぜ癌になったのでしょう?

それは「運命」だと思うのです。

それでは「運命」とは何でしょう?

もともと決まっていたことでしょうか?

おそらくそうです。

「癌」と決まっていなかったかもしれません。

それどころか「病気」と決まっていなかったかもしれません。

しかし,大きな何かが私でいうと42歳ごろに起こる事が決まっていたとしか思えません。

他の3人の女性も,

二人の娘さんは20代の若い時期に,もう一人の女性は30代に。

大きな何か(癌のような重い病気)が起こることは決まっていた感じがします。

残念ながら亡くなってしまうかもしれません。

しかし,この件によって「最も大切なもの」を身をもって知らされるのです。

今,闘病中のあなたはこんなブログを叩き壊したい衝動に駆られるかもしれません。

「治ったからそんな上から目線で言えるのよ!!!このやろー!。」

と思うかもしれません。

でも私はこの東大病院の4人部屋での生活があったからこそ,今このブログを書いているのです。

あなたにあなたのせいではないと伝えたいから。

それだけです。