子育てと闘病を両立する方法。

大腸がんステージⅣの闘病と子育てを両立させ最終的に完治した闘病記を記します。

子育てしながら闘病、実践編 6ヶ条

子育てしながら闘病、実践編 6ヶ条

1)まず絶対に西洋医学。
私の意見ですのであなたの自由意思で決めてください、と前置きしておいて・・・。
西洋医学から逃げないでください!
手術、抗がん剤、放射線・・・。すごくつらそうです。
癌免疫療法、自然療法、代替療法、ホメオパシー、ホリスティック医学・・・。すごく楽そうです。
楽なほうへ流れないでください。
手術できるといわれたら飛び上がって喜んで手術を受けてください。

2)セカンドオピニオンに行くこと。
重い病気を告知されると思考能力が失われます。
でも医師があなたに勧めてくれた治療法をいろいろな角度から検証しなければなりません。
思考能力が奪われているのでネットで自力で検証するのは大変です。
こんな時にあなたの力になってくれるのがセカンドオピニオンです。
ほかの先生の意見を聞いてみましょう。
それで同じ意見ならその治療を始めればいいのです。

3)こまめに質問すること。
治療に関して気になることがあれはこまめに質問しましょう。
質問はあらかじめ吟味して、要点を絞って質問しましょう。
外来の時間は限られています。時間を有効に使いましょう。
もしあなたが入院していたら、回診時は込み入った質問はやめておきましょう。
入院中は看護師さんにお願いして先生に聞いてもらいましょう。

4)病気とは関係ない夢を持つこと
治療によってはものすごく辛いものもあります。
そんな時とりあえず思考をそらすものが必要です。
例えば、「ガレージに小屋を建ててパン屋さんを作る」という夢を持ったとします。
治療中、痛みと吐き気で苦しいとき、パン屋さんの間取りとか、オーブンは何を買うかとかを考えるのです。
「イタリア旅行」でも構いません。
とにかく詳細に考えることのできる夢(実現可能か不可能かは関係ない)を持っておいてください。

5)軽い人でいること
あなたは主治医が大好きでしょう。
あなたが最も頼りにしている人だから。
でももしこの先もっといい治療ができる病院に出会ったら、軽やかにそちらに移りましょう。
主治医とお別れするのは不安ですが、また新たな出会いがあります。
いざというときは重い患者ではなく、軽い患者になりましょう。

6)家族一人一人に手紙を書く
この闘病後、残念ながらあなたは亡くなってしまうかもしれません。
そこまで重い病気でなくても、闘病に際しては家族一人一人に手紙を書いて誰かに託しておいてください。
あなたがいなくなっても、その手紙を読んで元気が出てくるような手紙を残しておくのです。
手紙を書くことはとても大切です。
手紙を書いているうちに感謝の気持ちしか出てこない自分に驚くでしょう。