子育てと闘病を両立する方法。

大腸がんステージⅣの闘病と子育てを両立させ最終的に完治した闘病記を記します。

まとめ-3

まとめ-3を書き忘れていたので順番が逆になりますが、書きます。

まとめ-3

闘病の極意ー美しい自分

「美しい顔」

「美しい身体」

この二つがあれば私たち女性はモチベーションが上がりますよね。

闘病に関してもこの二つは大切です。

私は闘病の初期から美しさには気を配っていました。

なぜだかわかりません。いや,あれがきっかけです。

癌であることがわかった時,私の心は混乱していました。

その時「美しさが大切」と言われたら,怒って言い返したでしょう。

「生きるか死ぬかの時にそんなもんどうでもいいわ!」ってね。

しかし,入院して2週間後に外出で半日だけ家に帰った時に撮った写真を見て愕然としました。

私の子供たち3人と一緒に写っている写真です。

笑顔の子供たちの真ん中でおばあさんのような私が写っていたのです。

突然癌を宣告された動揺が顔に出ていました。

私はこう思いました。

「死ぬとしても美しい母として死ぬ」

「何年か生きられるとしても美しい母として生きる」

こう決めたのです。

表情筋トレーニングを入院中,1日約5分やってとにかく顔は老けないように気を付けました。

なぜなら体は服でなんとでもなりますが,顔は表に出ています。

表情筋トレーニングのおかげか,顔は年相応のままでした。

何もやらなかったらと考えると恐ろしくなります。

体重は38キロになってしまいガリガリでした。

しかし私はその頃,モチベーションの上がるコートとブーツと帽子を持っていました。

コートとブーツは白でモデルが着るようなスリムなデザインでした。

帽子はよくあるニット帽とは少し違って綿の糸で編んだマルチカラーの帽子でした。

これらを身に着けると自分でいうのもなんですが闘病中には見えないいけてる感じでした。

モチベーションが上がりました。

しかしある日,あれは東大病院で手術するための内視鏡の前日,ホテルに一人の時です。

一人なので,部屋で服を脱いで風呂に入ろうとした時全身が鏡に映りました。

愕然としました。

理科室の骸骨のようだったのです。

しかも手術跡がお腹に恐ろしく描かれていました。

顔がまともだったので余計に気持ち悪い姿でした。

自分に凄みを出したい方は,どくろではなく大きな傷跡の入れ墨がいいと思います。

話を戻して・・・。

私はその体を見て,「かわいそう」と思いました。

服で隠せるからと身体に気を使わなかったのです。

その頃私はアロマに興味を持ち始めていたので、とっさにこう思いました。

「毎日この体をオイルでマッサージしよう。特にお腹の傷には心を込めよう。」

「太ることは無理だけど,この哀れな体を好きになることは可能なはず。」

それ以降ずっと毎日お風呂上がりにマッサージしています。

今でもやっています。なでているだけですが。

私はこの効果は絶大だと思っています。

今の私があるのですから。

「美しい顔」

「美しい身体」

この二つは手に入ります。

そしてこの二つを手に入れることが自分を好きになることなのです。

そしてこれは闘病に際してモチベーションを上げてくれるのです。