子育てと闘病を両立する方法。

大腸がんステージⅣの闘病と子育てを両立させ最終的に完治した闘病記を記します。

2020-01-01から1年間の記事一覧

引き寄せの法則を叩き込む(その1)

思いがけずに抗癌剤1回休みのご褒美をもらい,取り寄せておいたヒックス夫妻の「引き寄せの法則」を読みました。 とりあえず1回目読んだときは,「ああ,よくある引き寄せ本ね。スピリチャルを捨てた私には関係ないわ。」 という感じでした。 そういいながら…

引き寄せの法則の本を読む。(その2)

この夢のような日々に読んだ本がヒックス夫妻の「引き寄せの法則」でした。 この本を買ったきっかけは,新聞広告です。 2回目の抗がん剤を投与して3日経って(月曜日です)やっと少しだけ楽になり2階から下に降りてきた時,旦那は仕事に行った後で新聞が食卓…

引き寄せの法則の本を読む。(その1)

白血球の値が低い事で3回目のフォルフィリ+アバスチンは1週間延期となり,夢のような1週間を過ごしました。 夢のようなといっても,普通の生活です。 朝起きてご飯を作り, 家族を起こして学校に行かせ, パンをこねて発酵させている間に掃除をして, コーヒ…

3回目のフォルフィリ前にご褒美が。(その2)

先生にやめたいことを言おうかどうか頭がぐるぐるしていたのですが,名前を呼ばれたので診察室に入りました。 やっぱりやめたいと言う!と決意したその時, 「今日はできないね。白血球低すぎるから。来週に延期しましょう。白血球を上げる注射をして帰って…

3-17 3回目のフォルフィリの前にご褒美が

いよいよ3回目のフォルフィリ+アバスチンの日が来ました。 2回目の時このように思いました。 「これ以上抗がん剤をやったら死ぬ。でもやらなくても癌で死ぬ。どちらで死ぬ方が楽なのだろう。」 抗癌剤をこのサイクルでやっている以上,1週間はものすごく辛く…

フォルフィリ+アバスチンと子供たちの笑い声(その2)

抗癌剤の金曜日。 Kさんに車で送ってもらって倒れこむようにこのついたてのスペースのベットに横になりました。 これが大体5:30頃です。 Kさんに関してはこちら(リンク)↓↓ calendura2009.hatenablog.com そのうちに保育園に寄って子供たちを迎えて旦那が…

フォルフィリ+アバスチンと子供たちの笑い声。(その1)

なぜか抗癌剤フォルフィリ+アバスチンの事を思い出すと,それにくっついて子供たちの笑い声が聞こえてきます。 私の人生で最も辛かったフォルフィリ+アバスチンと子供たちの笑い声がなぜリンクするのか深く考えていませんでした。 しかし,このブログを書き…

フォルフィリ・・・。きつい。(その2)

しかし。 今回のフォルフィリ+アバスチンは尋常ではない苦しさでした。 言っておきますが,抗がん剤は個人差が大きいので全く苦しくない人もいます。 旦那の同僚もフォルフィリ+アバスチンをしましたが,普通に出勤していました。 人によって違うのです。 だ…

フォルフィリ・・・。きつい。

これまで,ドラマでよく抗がん剤で苦しんでいる場面を何気なく見ていました。 また,子供が借りてきた「Dr.コパ・・・」だったかそのような名前の漫画で,抗がん剤で苦しんでいる患者の話を読みました。 「うわー。これは酷い。こんなに辛いのか。抗がん剤っ…

再び望みを。抗がん剤再開(その2)

2回目の抗がん剤の日。 この日はフォルフィリ+アバスチンを含む5種類の薬剤を点滴で投与して最後にフルオロウラシルという抗癌剤を風船のような入れ物に入れてそのまま投与しながら帰宅するのです。 CVポートという装置を体内に埋め込んでいるので,このよう…

再び望みを。抗がん剤再開。(その1)

前回の腫瘍マーカーの話の時,フォルフィリ+アバスチンのデーターも載せてしまったので話が前後します。 セカンドオピニオンに行って,手術も念頭におけるかも,という話になりました。 ということは延命のためではなく,治療として抗がん剤を考えることがで…

腫瘍マーカの独り言(その2)

前回は腫瘍マーカの独り言を二つ示しました。 抗癌剤によって多くの癌細胞は死滅したでしょう。 しかし,休眠しているだけのしぶとい奴がいるのです。 しかもそのしぶとい奴は癌の幹細胞だったりするのです。 あー。待って。これ大腸癌の話ですから。 あなた…

腫瘍マーカーからの発信(その1)

腫瘍マーカーはどう捉えたらいいのでしょう? 正しい捉え方はgoogleで調べてみてください。 ここでは私の癌における私の腫瘍マーカーの捉え方を書きます。 あなたの癌におけるあなたの腫瘍マーカーの捉え方はあなたが決めなければなりません。 それでは前回…

敏感すぎる私の腫瘍マーカ(その2)

私の手書きのグラフです。↓↓↓ ああなんか私の影が移ってしまって見にくいですね。 でもこれで説明します。 赤がCA19-9という腫瘍マーカー,黒がCEAという腫瘍マーカーです。 どちらも大腸癌の腫瘍マーカーです。 私は肝臓に再発を繰り返していますが,肝臓が…

鋭敏すぎる私の腫瘍マーカー

とりあえず2回目の手術前後の腫瘍マーカーのデーターをもらってきました。 腫瘍マーカーのデーターを要求した話はこちら(リンク)↓↓ calendura2009.hatenablog.com M病院と主治医のI先生の名誉のために言っておきますが。 意図的に腫瘍マーカーの値を教えて…

私独自の腫瘍マーカの変遷を確認する(その2)

とにかくこの時期夫婦して闘病に能動的になり,ある重大なことに気が付いたのです。 それは「腫瘍マーカーの変遷をグラフ化してみる」ということです。 腫瘍マーカーに関しては主治医のI先生にこのように言われていました。 「腫瘍マーカーは癌の指標として…

私独自の腫瘍マーカーの変遷を確認する。

あなたは病院で診察を受けて,採血の結果をコピーしてもらって帰ってますか? その採血のデーターはすべてのデーターですか? 1時間で検査結果が出たもの,あるいは一般的な項目のみをコピーしてもらって満足していませんか? 私の闘病の始まりは緊急入院で…

セカンドオピニオンに行こう(その2)

前回からの続き・・・ まあ,とにかく夫婦で柏にある国立がんセンターに行って診察を待ちました。 そして診察となり部屋に入ると,先生が写真を見ていました。 先生はこのようにおっしゃいました。 「当院ならどのような治療をするかを申し上げます。」 「前…

セカンドオピニオンに行こう!

主治医のI先生から,また再発したということを手術後1か月で告知されて頭が真っ白になりました。 その話はこちら(リンク)↓↓ calendura2009.hatenablog.com もう何回も同じ間違いは繰り返さない!!と夫婦で強く誓っていたので,旦那がセカンドオピニオンの…

また再発。もう死にたいとはっきりと意識する(その2)。

前回は2回目の手術後の外来で再,再発の告知を受けたところです。・・・ そして次の先生の言葉。 「でもまだわかりません。CTを取ってみましょう」 そしてCTを撮った後の夫婦での面談で。 「やはり,再発です。肝臓に2センチの癌が数か所できています。」 「…

また再発。もう死にたいとはっきり意識する。

前回までのあらすじは,大腸癌肝転移の手術を受けたが再発し,抗がん剤をやって2回目の手術を受けたところまでです。 2回目の手術は,うまくいってないサインがいくつかありました。 これに関してはこちら(リンク)↓↓ calendura2009.hatenablog.com そして…

何とか退院。おばあちゃんに来てもらう(その2)

不穏な手術から帰宅したことを前回は書きました。 退院して家に帰ると自然にお母さんの顔になってくるのですが,今回の手術後はなかなかお母さんの心意気に戻れませんでした。 なぜならば,ものすごくだるかったからです。 「だるい」くらいなら根性で頑張る…

何とか退院。おばあちゃんに来てもらう。(その1)

術後は最悪だった2回目の手術も終わり,ようやく退院できました。 術後が最悪の記事(前半)はこちら(リンク)↓↓ calendura2009.hatenablog.com 術後は最悪の記事(後半)はこちら(リンク)↓↓ calendura2009.hatenablog.com 私の入院中は旦那のお義母さん…

術後は最悪(その2)

お腹が治まってきてやれやれと思っていたら,手足が強烈に冷たくしびれてきて手がもぎ取れそうになってきました。 これは抗がん剤のフォルフォックスの副作用です。 抗癌剤を受けている期間は細心の注意を払って冷たくしなかったので何とか持っていました。 …

術後は最悪(その1)

2回目の手術後高熱にうなされ悪夢を見続けたのち,子供たちが悪夢に出てきて助けてくれたことを書きました。 2回目の手術は最悪(前半)に関してはこちら(リンク)↓↓ calendura2009.hatenablog.com 今日は続きを書きます。 長かった高熱は下がりました。 「…

術後は最悪。高熱が続く(その2)

前回からの続きーーー 虫の知らせってありますよね。 今回の手術は虫の知らせ,というか微妙な違和感がありました。 でも抗がん剤が終わる喜びで深く考えることを放棄したのです。 セカンドオピニオン! セカンドオピニオン! セカンドオピニオン!ああ・・…

術後は最悪。高熱が続く。

2回目の手術は肝臓の切除です。 大腸癌が肝臓に転移しているので肝臓にある癌でも大腸癌と言います。 しかし大腸は切除しません。 今癌があるのは肝臓であり,大腸には癌がないからです。 肝臓のみの手術なので1回目よりも短いだろうと思っていましたが,結…

2回目の手術(その2)

私は1回目の手術の時もセカンドオピニオンに行きませんでした。 今にも腸が破裂しそうということで慌ててしまったのです。 そして今。2回目の手術時もセカンドオピニオンに行きませんでした。 I先生にお任せしていたのです。 辛い抗がん剤治療を支えてくれた…

2回目の手術

いよいよ2回目の手術が近づいてきました。 2回目の手術は6月でした。 1回目の手術が前の年(2007年)の5月でしたのでちょうど1年後に手術したことになります。 しかしなぜでしょう? この時の手術はうれしくなかったのです。 抗癌剤治療が終わる喜びは大いに…

抗がん剤が効いた!感がどんどん小さくなる。(その2)

前回は抗がん剤の投与サイクル,そこから逃れるために精神が壊れかけていく様子を書きました。 前回からの続きーーーーーーー そんなある日。 主治医のI先生から 「この前のCTで癌がすごく小さくなっていたよ。手術できるサイズになったので手術をしてみるか…