子育てと闘病を両立する方法。

大腸がんステージⅣの闘病と子育てを両立させ最終的に完治した闘病記を記します。

緊急入院!まず何をすればいいの?

緊急入院,あるいはこれから長い闘病が予想される入院に際して,小さな子供がいる家庭はなにをすればいいのでしょう?

最も大切な事,それは

公表することです。

公表する順番は


1.自分の両親,旦那の両親

2.自分の兄弟,旦那の兄弟

3.最も親しい主となる子育て友達3人(自分が友達として最も親しい人,おそらく一番上の子の関係になると思う)←ここ重要

4.幼稚園,小学校(担任の先生だけでなく学年主任,養護の先生,出来れば学校全体)

5.各子供一人につき3人づつ。子供がそのお母さんと何回も面識があり,子供同士も比較的仲のいい人を選ぶ。

6.近所の人,特に隣や前の家,それから同じ地域(団地)で子供がよく遊んでいる家。


以上の順番に自分が癌(あるいは重い病気)になったことを伝え,「何か頼むかもしれなのでよろしくお願いします」と伝えます。

その際忘れてはいけないことは「他の人にも伝えてください」と頼むことです。

人によっては,というかほとんどの人は重篤な病気であればあるほど,

「大変な事を聞いちゃった。どうしよう!知られたくないよね。誰にも言わずに黙っておこう」と考えて言いふらしてくれません。

なので言いふらしてくれて結構というか言いふらしてくださいという気持ちを伝えるのです。


これであなたは「大変な癌の人」となり「今話題の人」となるのです。

次の日から旦那と子供達だけの我が家にはご飯とお惣菜が何品も届けられ持て余してしまうでしょう。

自分は入院中なのでこのお届け物をどうするかは旦那の仕事となり,「どうすればいいんだ!」と病院にメールが来るでしょう。

それから子供たちは園や学校で先生たちたびたびに声をかけられ戸惑うでしょう。

旦那がゴミ捨てに行くと誰かが声をかけてきてゴミ捨てごときに数十分かかるでしょう。

実家からは言いたいことがまとまっていない支離滅裂な意見のような電話が何回かかってくるでしょう。

ここ数年会っていない以前の知り合いや,一度話したくらいの子育て仲間からも電話がかかってくるでしょう。


このようにとてもめんどくさい状態になってしまいます。

それでも!

公開して「大変な癌の人」になることは大切なのです!。

特に核家族で子育てをしている家庭にはね。

自分がまともに子育てできない状態になったのだから周りの人々に育ててもらうしかないのです。

「何をすればいい?」と多くの人から聞かれるでしょうが「まだ混乱していてわからない。でも何か頼むと思うけどよろしくね」と答えましょう。

「まだ混乱している」という便利な言葉を使いながら夫婦で計画を立てていくのです。

混乱している期間は2週間くらいです。

長くなるので(その2)に続く。