子育てと闘病を両立する方法。

大腸がんステージⅣの闘病と子育てを両立させ最終的に完治した闘病記を記します。

引き寄せの法則の本を読む。(その2)

この夢のような日々に読んだ本がヒックス夫妻の「引き寄せの法則」でした。

この本を買ったきっかけは,新聞広告です。

2回目の抗がん剤を投与して3日経って(月曜日です)やっと少しだけ楽になり2階から下に降りてきた時,旦那は仕事に行った後で新聞が食卓においてありました。

新聞を読んでいる途中で仕事に出かけたらしく,広げたままになっていました。

倒れこむように椅子に座り,食卓の新聞を見ていました。

見てはいますが,頭には入ってきていませんでした。

30分くらいそのままじっとしていましたが,ふと次の行動に移る前に,今までじっと凝視していた新聞の文字を意味のある文字として認識しました。

その凝視していた部分が「引き寄せの法則」の広告の部分だったのです。

2008年は今ほど引き寄せブームではありませんでした。

本の写真が載っていたのですが,白い本の真ん中に光沢のある四角があり,その中にタイトルが書いてありました。

とてもシンプルな表紙でしたがすごく素敵でした。

それでその本を買おうと思って近くのショッピングモールの本屋さんに注文したのでした。

その本は色々な意味で衝撃的でした。

スピリチャルが好きでしたが,癌になってそんなもの何の役にも立たない!と思いその手の本は避けていました。

だってスピリチャルで癌が小さくなるでしょうか?

そんなこと絶対にありません。

健康で余裕があって,そのうえで何か満たされない人がスピリチャルに傾倒するのだと実感しました。

スピリチャルとか自然療法とかロハスとかなんとかかんとか・・・。

健康でゆとりがあっておしゃれで,十分満たされているから次に何かないかな?

と無意識に気持ちが働いてそういう世界に興味を持つのだ,と思っていました。

そうに違いないと思っていたのです。

ところがこの本は,死と隣り合わせの究極の癌患者の私になんの意味もないと思われるスピリチャルを実行させることになったのです。

しかも,すべてをあきらめて静かに死と向き合うためでなく,生きるために実行したのです。

傾倒するのでなく,自分に取り入れ,自分流にしてしまったのです。

簡単に言えば,西洋医学で治療することが大前提でありながら,思考をスピリチャルに持っていくのです。

具体的にどうしたかを次回書きます。