主治医は特別な人。でも・・(その1)
私はこの後「子育てしながら闘病実践編7カ条」というものを作る予定です。(というかもう作っていますが出していません。)
この中に,7)軽い人である事というのがあるのですが今日はこれに関して書きます。
前回の記事はつくばメディカルセンター病院から東大病院に転院するにあたって,私の主治医I先生との最後の会話を書きました。
I先生との最後の会話はこちら(リンク)↓↓
主治医って特別な存在なのです。
親みたいな。
兄みたいな。
先生みたいな。
あこがれの人みたいな。
旦那みたいな。
以上のすべてが当てはまりますが,でも全く違います。
そうですね。
神かな。一番近い感じは。
特に重病の人にとっては,そして危機から救ってもらった人にとっては主治医は神の領域の人です。
そして病室に訪れる看護師さんは天使です。(でもガブリエルとか大天使の感じではありません。天界の存在だけどもっと身近な存在です。)
私にとっては旦那はパートナーの男性で,こちら側(人間の領域)の人です。
主治医のI先生は命を救ってくれた男性で,あちら側(神の領域)の人です。
極端に言えばこんな感じです。
同じ病室の癌の女性たちもステージⅣあたりの人たちは私と同じように主治医を特別な存在として感じているようでした。
そして・・・。
主治医に精神的に依存してしまうのです。私もそうでした。
仕方ないでしょう。神なのですから。帰依してしまうでしょう。
同室で私より20歳ほどお年を召されたある女性は,子供たちが(成人してました)セカンドオピニオンを勧めても嫌がっていました。
「○○先生がこう言ってたから絶対間違いない。この病院にいた方が気持ちが落ち着く。」
このように言われたらお子さんたちも強くは言えなくてその時はセカンドオピニオンの意見は引っ込めていました。
神がおっしゃることに間違いはない!と思ってしまうのです。
でもあえて!
でもあえて!
でもあえて!
重い患者ではなく軽い患者になってください,と私は叫びます。