手術前面談後のばたばた。
手術直前の面談で衝撃の事実を告げられ,よろよろと病室に戻り旦那と話し合いました。
旦那との会話はこちら(リンク)↓↓
話しているうちにだんだん落ち着いてきて,とにかく明後日の手術のために今ここにいるのだという認識に戻ってきました。
旦那は帰り,私一人になりました。
まだ,荷物の片づけが残っていたので片づけ始めると,すぐに若い先生が病室に来ました。
この若い先生は私の主治医のチームの一人で,S先生,T先生,そしてこの若い先生の3人が私を担当してくださるチームでした。
この若い先生のお名前を忘れてしまったので,「若い先生」とします。
若い先生は首からチューブを入れる処置をするのでこちらへ,と呼びに来てくださったのです。
ナースステーションの横に処置室があって,その部屋に入ってベットに横になりました。
局所麻酔を何本か打って処置が始まりました。
これが結構痛いのです。
しかも時間がかかるので途中何回も麻酔を追加しました。
この処置も3回目ですが,つくばM病院の方が大がかりでした。
東大病院は,ちょっとしたベットでちょこっとやるという感じでした。
でも結構痛いので,このちょこっと感にギャップがあります。
処置してくれている若い先生の顔に汗が玉のように出ていました。
この処置なんて明後日の手術に比べたら全く軽いものでしょうが,先生は汗をかきながら作業しているのが印象的でした。
何とか終了して,とうとう私はスタンドを押す人となりました。
入院患者で点滴等のスタンドを押していない人は,入院直後の人か退院直前の人です。
スタンドを押しながら病室に戻ってさっきの片づけの続きをやっていると看護師さんが来ました。
つくばM病院は担当の看護師さんが居ましたが,東大病院はそのような人はいないようでした。
その日のお昼の看護師さんと夜勤の看護師さんが,朝と夕方挨拶に来てくれます。
この日は看護師さんはあいさつの後,入院,手術に関するいろいろなことを説明してくれました。
説明が終わって,やっとまたさっきの片づけの続きをやりました。
2人部屋のもう一人の女性のSさんが話しかけてくださり,少しお話をしました。
その後夕食が運ばれました。
明日は絶食なのでこれが最後の晩餐です。
ゆっくり味わって食べて一息ついていたら,Sさんが急に具合が悪くなって,看護師さんや先生がやってきました。
隣でバタバタと物音が聞えてきて,私も落ち着かない気持ちでいた時,私の高校時代の友人のAさんとM子かやってきました。
私たちは談話室に移動して話をしました。
私たちは愛媛県の出身ですが,私はつくば,Aさんは東京,M子は埼玉に住んでいます。
Aさんはこの東大病院のすぐ近くに住んでいて,手術後もまた来ると言ってくれました。
この時,M子がお見舞金を渡してくれて私は友人の間でお見舞金とか不自然だなと思いながらもありがたく頂きました。
しかし,後になってこのお見舞金が力を発揮したのです。
この件はまた今度書きます。
病室に戻るとSさんは落ち着いていました。
そしてこの日はこのまま就寝しました。