とにかくおばあちゃんに来てもらう(その2)
昨日からの続き
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おばあちゃんに来てもらうにあたって実家では一悶着あるでしょう。
なんでこんなことになったのか?とか検査していたのか?とかなんとか病院がある,とか大騒ぎです。
その騒ぎを,今自分たちにぶつけられたら本当に困ってしまいます。
そこで自分たちの兄弟(私は弟,旦那はお兄さんとお姉さんでした)に実家を取りまとめてもらうのです。
私は弟の嫁に病院からメールで病状を伝え,そしておばあちゃんがこちら来るようにしてほしいと頼みました。
その際,希望を持てるような表現で説得してほしいと頼みました。
弟夫婦はネットで検索して愕然としましたが,私の希望を聞かねばと,両親に病状と治った例とかを説明して,おばあちゃんを送り出す手伝いをしてくれました。
この作業は兄弟が両親の近くに住んでなくても電話でできることです。
若い人の方がネットでの情報収集力が高いし,パニックになっている両親をなだめる役目をはじめから頼んでおけば,自分たちの負担は減るわけです。
70歳前後の女性はその家の核となっているかあるいは主要な助手になっていることが多いと思います。
おばあちゃんに来てもらうことはこの主要な人が抜けるわけで,実家も大変になります。
でも自分の兄弟と両親が何回もやり取りして一団となっているので比較的スムーズにおばあちゃんを送り出してくれると思います。
うちの場合はまず旦那の母に来てもらい,私が退院後は私の母に来てもらいました。出産の時と同じです。
おばあちゃんが到着したのは緊急入院から5日後でした。
土日もはさんでいたのでうちの旦那が仕事を休んだのは3日だけでした。
おばあちゃんが来たことで旦那と子供たちはとりあえず今までと同じ生活が出来ることになったのです。
この安心感は大きくて,入院後初めて深く呼吸できました。
ここからやっと自分の病気と向き合うことができるのでした。