子育てと闘病を両立する方法。

大腸がんステージⅣの闘病と子育てを両立させ最終的に完治した闘病記を記します。

出来るだけ多くの人に言いふらす(その1)

以前緊急入院に際して多くの人に言いふらす(公開する)ということについて書きました。

 

calendura2009.hatenablog.com

 

これに関して詳しく書きます。

「私は癌である」

この事実を知ったとき「いやだ!隠さなければ」と思うでしょうか?

私と同じ時期に癌になった2人の友達は家族と数人の友人に打ち明けましたが・・・,

「誰にも言わないで」と言っていました。

普通はそんな気持ちになるのかもしれません。

でも・・・

癌になることは汚点なのでしょうか?

癌になることはふしだらなのでしょうか?

癌になることは悪でしょうか?

癌になることは不始末な事なのでしょうか?

違います!

癌になることは運命だったのです。

癌になって死を感じそれだけでものすごいストレスになっているのにそのうえ子供の心配なんて。

癌になることは運命だったとして,とうとうその時が来たのだからそれに対して全力で取り組むべきです。

自分の闘病以外の事にエネルギーを使うのを最小にすべきです。

大勢の人に公表して「あの人癌だって」と言われたとして何ですか?困ります?

私は全く困りませんでしたよ。

それどころか多くの人に助けてもらいました。

最初の3年間は私以外の人たち(メインは旦那,ばあちゃん,Hさんですが)に育ててもらいました。

ちっちゃなこと(例えば醤油を買ってきてもらうとか。おばあちゃんが運転できないので)を含めると少なくとも100人の人にはお世話になりました。

こんな感じです。

例えばお母さんたちが子供会の話し合いをしている時

「あっ,桜井さんちは担当から外そう。癌で大変だから」

またある時は60代位のご婦人たちが道路で井戸端会議をしている時

「そうそう,桜井さん具合どうかしら。若いのに癌なんて大変よね。この前ちびちゃんを見かけたから声かけたのよ」

ある人は犬の散歩のコースをうちの前を通るようにして,何か変わったことがないか確認してくれたり,

ある人は突然の豪雨で子供を学校に迎えに行ったついでにうちの子も連れてきてくれたり,

数えだしたらきりがありません。

この状態をめんどくさいと思うのなら公開はお勧めしません。

(その2)に続く