子育てと闘病を両立する方法。

大腸がんステージⅣの闘病と子育てを両立させ最終的に完治した闘病記を記します。

最強の分子標的薬アバスチン

前回は認可が下りた直後のアバスチンを従来の抗がん剤と併用して使用したということを書きました。

私が使用した抗がん剤はfolfox(フォルフォックス)という抗がん剤で,アバスチンを点滴した後にこのフォルフォックスを点滴しました。

フォルフォックスの副作用の筆頭は手足のしびれですが,本当に手足がしびれました。

「手足のしびれ」と書くとなんか軽そうですが,かなりつらいです。

しかも手足だけではありません。

冷たいものでしびれがひどくなるので,ピアスはできなくなりました。

また,冷たいものを食べるとのどが強烈にしびれてくるので温かいものばかり食べました。

食器等の洗い物は綿の手袋をしてその上にゴム手袋をして洗いました。

また,夏でもボアのブーツをはきました。

しびれは抗がん剤の回数が増えてくるごとにきつくなってきます。

吐き気はありましたが,ひどくはなかったのが救いでした。

とにかく生まれて初めての本格的な抗がん剤治療。

アバスチンを使えたことは凄いタイミングでした。

それまでも自由診療でアバスチンを使えることはできましたが,高額すぎて一般人は破産するでしょう。

闘病しているとこんなタイミングで治療がするすると進むことがあります。

こんな時はためらわずその治療を受けてください。

神様が用意してくれた治療だと思って。

このようなタイミングが来ないときはとりあえず延命に効果がある治療を行ってください。

新しい薬は次々と作られ,認可されています。

その薬が世に出てくるまで,生きていましょう。

ステージが進んでもうどうしようもないからとあきらめないでください。

いつ凄い薬が出てくるかわからないのですから。