3-17 3回目のフォルフィリの前にご褒美が
いよいよ3回目のフォルフィリ+アバスチンの日が来ました。
2回目の時このように思いました。
「これ以上抗がん剤をやったら死ぬ。でもやらなくても癌で死ぬ。どちらで死ぬ方が楽なのだろう。」
抗癌剤をこのサイクルでやっている以上,1週間はものすごく辛く過ごし,次の1週間は普通に暮らすことができます。
そしてまた抗がん剤を投与してものすごく辛い1週間になるのです。
抗癌剤を放棄した場合,うまくすれば半年くらいは普通に過ごせるかもしれません。
そして半年後に肝臓に転移した癌によって肝機能障害になり死ぬような気がします。
あるいは,肺に転移してそこで何か起こるかもしれませんが,おそらくやっぱり肝機能障害の方が先に出てくるでしょう。
でも半年くらい普通に過ごせる時間があればもうそれでいいかも・・・。
このようなことを考えていました。
そしてとうとう3回目の抗癌剤の金曜日がやってきたのです。
採血を終えた後,まだ「やっぱりもう抗がん剤をやめる!」と言うかどうか悩んでいました。
とりあえず抗がん剤を受けたとして前回と同じ轍を踏むことのないように,おにぎりは買わないで水だけにしました。
2回目のフォルフィリ+アバスチンに関してはこちら(リンク)↓↓
先生にやめたいことを言おうかどうか頭がぐるぐるしていたのですが,名前を呼ばれたので診察室に入りました。