4回目の抗癌剤とパン
前回は「引き寄せの法則」を頭の中に叩き込んで,自分なりに実践したことを書きました。
引き寄せの実践に関してはこちら(リンク)↓↓
私にとって最も辛かった抗癌剤,フォルフィリ+アバスチンの3回目投与後にこの引き寄せの法則を実行したのです。
いや,「パン屋さん開業」に関してはこの本には全然書かれていないので「引き寄せの法則」というのは語弊があるかもしれません。
この方法は,自分の身にとんでもない辛さ,痛さ,怖さが襲ってきたときに,「少しだけいい気分になる」ことを考えるという方法です。
とってもいい気分でなくて構いません。
ゼロが普通だとして-50くらいの辛さがあったとします。
これをゼロに戻すのではなく,-49にするのです。
今この時の辛さのままでいたら,-50が-51になりどんどん進んで-60になります。
だから何もしないとどんどん悪い方に行くのです。
なので,「少しだけいい気分になる」事は凄く大事です。
エネルギーも必要です。
この状態にするためにそのきっかけとなる「おかず」があればやりやすくなります。
この「おかず」が私の場合は「パン屋さんを開業する」というとりあえずの夢であり,図面であり,雑誌であったわけです。
3回目の抗がん剤はこの方法で何とか受けることが出来ました。
もう抗癌剤治療自体をやめにするつもりでしたので,この1回を受けたことは大きな成果でした。
4回目の抗がん剤は,受ける直前はやはり「もうやめたい!」と思いました。
ただ,今回は3回目投与から4回目までずっと「パン屋さんを開業する」を考え続けていました。
3回目投与の金曜日,何回も吐きながらパンの新商品をなんとなくイメージしていました。
その後1週間具合は悪いですが考え続け,アイデアが形になり具合が悪い中,ある変わったパン型を注文しました。