ICG検査とMRI検査(その1)
手術前の大腸内視鏡検査が,あっけなく終わって後はMRIとPETだけなのでほっとしていました。
大腸内視鏡検査あれこれはこちら(リンク)↓↓
そんな時自宅に電話がかかってきました。
東大病院からでした。
しかし,いつもの予約センターではなくて,直接医師からでした。
その先生は私の担当医だとおっしゃいました。
肝胆膵外科はグループで対応するので担当医は3人いるが,自分はその中の一人だとおっしゃいました。
先生が直接電話してくるなんて何だろう?と心配になりました。
先生は
「あなたは直前まで抗癌剤のフォルフィリ+アバスチンを投与していたので,肝臓がダメージを受けていると思います。」
「肝臓をできるだけ多く切除したいのですが,どのくらいまで切除できるかを推定するためにICG検査というのをやっておきたいのですが・・・。」
「これは予定に入れてなかったので直前で申し訳ありませんが,明日こちらに来れますか?」
という話でした。
「また急な話だわ。東大病院って急なことが多いわ。」
と思いながらも特に用事もなかったので明日行くことになりました。
そして当日。
ICG検査って何だろう?痛いのかな?,と思いながら東大病院に行きました。
名前が呼ばれて診察室に入っていくと,大きな先生がにこやかに迎えてくれました。
この大きな先生がT先生でした。
「私はあなたの主治医のTです。チームであなたを診ていきます。手術を執刀される先生はS先生でこのチームのトップです。」
「今日は左の腕から緑色の薬を注射して,各時間ごとに右の腕から採血して,この緑色の薬があなたの肝臓でどれだけ処理され排出されるかチェックします。」
とおっしゃいました。
そうか,これは肝臓をどれだけ摘出できるかのチェックなんだ。と納得してトイレに行きました。
検査が始まるとベットから起き上がることはできないのでトイレに行っておかなければならないのです。
検査自体は特に痛くもなく終わり,無事家に帰ってきました。
それから数日してMRIの日。
これが結構大変な1日でした。