凄すぎる東大病院!(その1)
前回は東大病院で国土先生に診察してもらったところまで書きました。
東大病院で国土先生に診察してもらった話はこちら(リンク)↓↓
先生はあっさりと
「手術できるでしょう。ではこれ以降の検査は担当の医師にお願いしますので一応すべての検査を受けてください。」
「今日受けられるものは今日受けましょう。例えば血液検査や術前呼吸器系検査,X線検査等いろいろあります。」
「食事制限がある検査は後日日程を決めて通いで受けるか,1,2日入院して一気に受けるかどちらでも結構です。」
このようにおっしゃったのです。
もう一度書くと
「手術できるでしょう。~~以下同文」
ということです。
私たちはびっくりして「え?できるのですか?できないと言われたのですが・・・。」
と声を合わせて聞いてしまいました。
国土先生は穏やかに
「はい。できますよ。じゃあ,ご主人も一緒に見てみましょうか。こちらに来てください。」
とおっしゃいました。
また隣の部屋に行ってブーツを必死て脱いでベットに横になりました。
白い長いブーツを履いてきてしまった話はこちら(リンク)↓↓
「ここに癌があるのですが抗がん剤のおかげでほとんど見えなくなっていますね。」
「この部分をこんな感じで切除できればいいのですが,この後の検査によってはどうなるかわかりません。」
「しかし手術はできるでしょう。」
またブーツを必死で履いて隣の部屋に戻って旦那の顔を見ました。
旦那は「えっとなんだっけ。えっとなんだっけ。えっとなんだっけ。あっ抗癌剤!」
と言ったので私もハッとして
「先生。明日抗癌剤なのですがどうしたらいいでしょう?」
と聞くと
「アバスチンは血を固める作用を阻害するので手術に際して抜いてしまわなければいけません。」
「抗がん剤は中止してください。」
とおっしゃいました。
私はこんな形で夢がかなうとは思いませんでした。
「抗がん剤をもう放棄したい」という夢が。
夢がかなってしまいました。
予想外の展開で。