ラジオ波焼灼法と私(その2)
旦那は最後まで話を聞いて,家に帰りました。
そして一晩中,今回の手術,そしてラジオ波焼灼法に関して調べてくれました。
その結果,ラジオ波焼灼法は確立された方法なので問題ない,
今はそれよりもおおもとの癌を取り切れるかどうかの方が重要だ,
という結論になったのです。
夫婦で頑張ってこのくらいなのです。素人が調べる事なんて。
2年後にラジオ波焼灼法で痛い目に合うなどと予想もつきませんでした。
それどころか,実は今回東大病院に移る前に,ラジオ波焼灼法を受けようかと思っていたのです。
つくばM病院にラジオ波焼灼法で有名な先生がいるのですが,東大の前にそこも受診したのです。
あの時はそう・・・。
抗癌剤のフォルフィリ+アバスチンがものすごく辛かった。
これ以上続けるならもう死んだ方がいいと思っていました。
それで旦那にそのことを告げ,次の展開に移ることを決意したのです。
次の展開とは手術です。
しかし,癌の場所的に手術ができないと言われていたので,手術をしてくれる病院を探すのは至難の業だと思っていました。
そこでまず,1回目の手術の時行ったラジオ波焼灼法を思い出したのです。
同じ病院内ですので簡単に主治医のI先生が予約を入れてくださったのです。
そこで話を聞いたのですが,結論から言うと
私は大腸癌の肝転移なので適応ではない。
しかし物理的にできなくはない。
受けるかどうかは主治医のI先生と話し合って,最後は自分で決める事。
という話でした。
フォルフィリを受けたくない私はもうこのラジオ波焼灼法に気持ちが行ってしまいました。
しかし,手術を受けられるのなら受けたいとは思っていました。
それで,旦那の考えた策を実行して,東大病院を探り当てたのです。
旦那の考えた策はこちら(リンク)↓↓
東大病院を受診してからは急流下りのように抗えない力で推し進められ,今手術直前になっているのです。
従ってつくばM病院でラジオ波焼灼法を受ける話は消えていったのです。
そして今,
1回目の手術でのラジオ波焼灼法による癒着で手術が難しい状態になっている現実に向き合わされています。
さかのぼって,さかのぼって,さかのぼれば・・・。
1回目の手術の時,あの差し迫った状態でも,セカンドオピニオンに行くべきでした。
その結果,同じことをしたとしても,今の後悔はなかったと思います。
話を戻して。
今回の東大病院での手術直前の面談で,
1)肺転移は後日もう一度手術する。
2)ラジオ波焼灼法による癒着がひどければ取り切れないリスクがある。
この2点に同意して医師による手術に関する面談は終了しました。
その後麻酔に関する面談,その他もろもろ諸手続きをして終了しました。