もう一つの衝撃の事実。
手術直前で衝撃の事実を2つ告げられました。
1つ目は肺に転移しているということ。
一つ目の衝撃の事実はこちら(リンク)↓↓
もうこの話だけで頭がくらくらしました。
意気揚々と東大病院に乗り込んで行って,いきなりストレートパンチを食らってよろよろと倒れこんだ感じでした。
パンチを食らってダメージを受けている私にとどめを刺すもう一つの衝撃の事実が告げられました。
T先生のお話はこうです。
「あなたは1回目の手術の時ラジオ波焼灼法で肝臓の1部を焼いていますね。」
「ラジオ波焼灼法で焼いたところがただれたような感じで周りに癒着しています。」
「今回その部分(肝臓の左葉外側部分)は切除する予定ですが,この癒着のためにうまくいかない可能性があります。」
「この癒着をはがす作業におそらくかなりの時間がかかり,取れるかどうかもわかりません。」
「この点をご了承していただいた上で手術したいと思います。」
本当にとどめのパンチです。
ラジオ波焼灼法??
ラジオ波焼灼法がこんな形で障害になってきたわけ?
何なのラジオ波焼灼法とか。
許せない!!
1回目の手術の時は上行結腸の癌自体が腸を閉塞してしまう勢いだったから。
大本を取ってしまうこのばかりに気を取られてスルーしてしもたわ。
というかスルーはしてなかったわ。
ネットで調べまくったし。
でもいい事しか書いてなかった。
「その後何回も手術をする患者さんはお気を付けください」とか書いてほしかったわ。
ラジオ波焼灼法め!。私の足を引っ張るなよ。
何なのラジオ波焼灼法!
何なのラジオ波焼灼法!
何なのラジオ波焼灼法!
こんな感じで頭がぐるぐるしていました。
旦那も苦虫を噛み潰したような顔で
「ああ。ラジオ波焼灼法・・・。」
と言いました。
1回目のラジオ波焼灼法に関してはこちら(リンク)↓↓
ここでラジオ波焼灼法の名誉のために言っておきますが,この方法はとても優れた方法です。
この方法で肝臓の奥の取れない癌を焼いて完治した人は多く,確立された方法なのです。
東大病院でも消化器内科の肝癌治療チームはラジオ波焼灼法を行っています。
それだけメジャーな治療法なのです。
患者の負担は小さく,手術を受ける体力のない人にはありがたい方法なのです。
なので私はここでラジオ波焼灼法の悪口を言いますが,これは私に関してだけ言えることです。
ある人とってはラジオ波焼灼法は命を救ってくれた神のような方法であるかもしれません。
単に私が私の個人的な意見として悪口を言うのです。
ただこれだけはあなたにも言えると思います。
それは「他の人にとって神のようなことも自分にとっては最悪かもしれない」ということです。
自分が癌になってしまって冷静に考えることもできないし,そもそも医学の知識などない素人がネットで調べたところでいったい何になるでしょう。
だから私はセカンドオピニオンを勧めるのです。
あっ。またか。と思ったあなた。
そうです。私はしつこく何回も申し上げます。
「セカンドオピニオンに行きましょう!」と。