手術と結婚(その1)
4人部屋の隣のベットの彼女は大手術の前に結婚してきました。
この件に関してはこちら(リンク)↓↓
この手術は本手術でこの前に2,3回手術を受けたそうです。
しかもこの本手術で癌を全て取るのではなく,三分の二の癌を取るとの事です。
その後,抗癌剤治療を行い(それまでも行っていました),また少しして手術するとの事です。
彼女は小柄で色白でいつも笑っているような顔でまだ学生に見えました。
高校生に見えるときもありました。特にお母さんといるときは。
とてもそんな過酷な治療を現在進行形でやっているとは思えない外見でした。
彼氏が来ている時の話し声が隣のベットですから自然に聞こえてきます。
「リビングのあそこは棚があればいい。」とか,
「あそこに保険の書類が入っているから。」とか,
「火曜日に○○しておいて。」とか・・・。
私が旦那に話していることと全く変わりません。
彼氏といるときは病人ですが妻なのです。
そしてお母さんといるときは病人ですが娘なのです。
と書いてしまうと,全く当たり前ですね。
しかし,東大病院の入院患者で死と隣り合わせの娘さんである事を忘れてはいけません。