癌告知。この時セカンドオピニオンを受けるべきだった(その1)
前回面談での癌の告知と手術についての説明を書きました。
「大腸癌ステージⅣ。最終告知」はこちら(リンク)↓↓↓
癌の状態や手術の説明で全く疑問がなくてもセカンドオピニオンは受けた方がいいと思います。
私の場合は「ラジオ波焼灼法」という聞いたことのない言葉が出てきた時点で絶対にセカンドオピニオンを受けるべきでした。
「ラジオ波焼灼法」という言葉自体はGoogle先生に聞けばとても詳しく説明しています。
良い点も悪い点も書いてあり,ああなるほどこういうことかと納得するわけです。
また私の場合は大腸癌自体が腸を閉塞するほど大きなものでこれを取れるかどうかが1か月後に生きているかどうかにかかわってくるという状態でした。
肝臓に転移した小さな癌はまだ私の命を脅かすようなものではなかったし,気分的になんとなく重要度が低かったわけです。
なので「肝臓の方の深くて取れない癌はラジオ波焼灼法で焼いてしまいましょう。安全ですから。」
と言われれば「まあそうだな。肝臓はそれでいいわ。とにかく大本を取ってしまいたい!早く!」
と思ったわけです。
でも・・・。
「その方法はこの癌と私自身に本当に最適な方法なのか?」
この言葉を常に自分に投げかけていなけれならないのです。
どんな癌でも,どんな人も,全ての闘病中の人は,
「その方法はこの癌と私自身に本当に最適な方法なのか?」
を呪文のように自分に問いかけてください。
例えば80歳の方が術後に補助化学療法として抗がん剤をやりましょうといわれた場合,
手術に関しては・・・。
「私には今手術が必要だろうか?」
→特に痛いところはないので必要ない。癌とともにこの後生きる。
あるいは
→QOLが著しく悪いので手術を受けてQOLを上げる。(QOLは生活の質という意味です)
とりあえずこの2つが考えられますが,この2つ以外にも選択肢があるかもしれません。
次に補助化学療法に関しては・・・。
「私には今補助化学療法(抗がん剤)が必要だろうか?」
→この補助化学療法は体力的にきつくないので受ける
あるいは
→年齢的に抗がん剤はやりたくない。
という感じで自分の事として考える事でいろいろな選択肢が出てくるのです。(←例なのでそのまま鵜のみにしないでね)
その2に続きます。