子育てと闘病を両立する方法。

大腸がんステージⅣの闘病と子育てを両立させ最終的に完治した闘病記を記します。

抗癌剤が効いた!癌がどんどん小さくなる。

癌を手術で切り取ったのに3か月後に再発してしまいアバスチン+フォルフォックスという組み合わせの抗がん剤治療を行ったことは以前書きました。

アバスチン+フォルフォックスに関してはこちら(リンク)↓↓

 

calendura2009.hatenablog.com

 

抗癌剤治療ってどんな感じで進むと思いますか?

まず採血をして白血球が何とか耐えられる範囲内にあるかどうか調べます。

血液1㎕中の白血球が4000〜9000が正常値ですが,普通3000以上あれば抗がん剤を実施します。

白血球の確認後,化学療法の部屋に行き,(入院の人は病棟に行き)点滴のラインを取って抗がん剤治療を開始します。

私の場合はまず吐き気止めの点滴を2種類ほど流した後,アバスチンを入れて,フォルフォックスを入れました。

朝9時に病院へ行って,終了するのが17時位でした。

病院で点滴している間は吐き気はそこまでひどくないのですが,家に帰る頃はかなりきつくなってきます。

家に帰って,2日間点滴の装置を付けたまま過ごし,その後針を自分で抜きます。

CVポートでの抗がん剤治療に関してはこちら(リンク)↓↓

 

calendura2009.hatenablog.com

 

それから4日間家で過ごし,点滴開始から1週間後に病院に行き,白血球の数を調べます。

この時ものすごく低かったらすぐに入院してビニールで覆われた部屋で過ごします。

白血球が2000前後なら家にかえってマスクをして外出しないようにして過ごします。

それから1週間後(投与から2週間後)に再び病院に行き,抗がん剤治療をするのです。

癌の種類や抗がん剤によっては3週間に1回だったり,いろいろです。

このようなサイクルで生活が回っていきます。

言い換えれば人生がこのようなサイクルにはまっているという感じです。

例外は白血球が異常に低くなったときだけで,とても危険な状態ですがある意味ほっとします。

このようなサイクルにはまって以前の普通の生活が遠い昔の出来事のようになってしまうと変な考えにとりつかれます。

何か異常事態になってこのサイクルから逃れたい,と思うのです。

異常事態になって死んでしまってもいいから,異常事態が起きてくれないかと思い始めます。

もうこのあたりから正常な精神ではなくなってきていますが,当人はこのような思考の中で生活しているのです。

その2に続く